ついに天才的な「ローファイネイティブ」ガールズロックバンドが現れてしまった。しかも超かわいい。The Wisely Brothers

つい先日、とある人からこんな話を聞いた。

SHISHAMOってずーっとスタジオ入ってるんです。4時間も5時間も。彼女たち友だちいないから(笑)

もちろん「友だちいない」は冗談だと思うが、そんなエピソードも「なるほどな」と思わせるほどSHISHAMOの演奏や楽曲クオリティがハイレベルであることはご存じだろう。SHISHAMOは言ってみれば「努力型ガールズロックバンドの頂点」である。

そして、その対極ともいうべき「天才型ガールズロックバンドの真打ち」にたどり着きそうなバンドに僕はついに出会ってしまった!その名もThe Wisely Brothers。

PAVEMENTやGALAXIE500直系のローファイサウンドを心して聴け


最新曲「メイプルカナダ」。90年代USインディーが好きだった人にとっては「うわああああああ!」と心が締め付けられるような感覚になるだろう。なるに違いない。絶対なるから聴いて。

ちなみに僕はこの曲を聴いた時、こよなく愛していた究極のヘロヘロ系ローファイバンド、GALAXIE500を思い出してしまった。20年くらい前、暇で暇で仕方なかった大学生時代。やさぐれていたバンド仲間の家に集まっていつもこんなヘロヘロした音楽を酒を飲みながら聴いていた。泣きそうになってた。なんでこんな音楽聴きながら泣きそうになってたのかさっぱりわからない。そんなどうしようもない思い出が蘇ってきちゃったよ。

「トビラ」。歌い出しからいきなりPAVEMENT時代のスティーブ・マルクマス感全開である。終盤のバンドサウンドが全力で、しかし拙く走りまくるところなんかもローファイ感あふれまくってて最高だわ。

普通に考えて、こんな若い子たちがタワレコで自分たちで探してPAVEMENTにたどり着いたとは考えにくい。たぶん親御さんの仕業だ。もうそんな「親の影響でローファイネイティブになりました」みたいな子たちが出てきてもおかしくない時間は経過している。おそらく自宅で、爆音で「Cut Your Hair」とか流れててそれ聴いて育ったに違いない。なんという英才教育!いやわかんないけど。

2017年はガールズロックバンド群雄割拠時代に突入

ただThe Wisely Brothersはそんな90年代ローファイを模倣するだけじゃない。群雄割拠状態の2017年ガールズロックシーン(僕は最近yonigeとポルカドットスティングレイ、moshimoがお気に入りだ)を戦うにおいて最大の武器である「歌」と「ルックス」を完璧に備えちゃっててこれは完全にブレイクするんじゃないかと。

まだ渋谷nestクラスのハコでしか演奏していないみたいだけど、これは確実にチャットモンチーやshishamoといったオオバコクラスに育っていきそうであります。早くライブ観たいぞ、The Wisely Brothers。